ビタミンCの重要性については、かなり認知されてきた昨今。
巷に溢れるビタミンCサプリを見ると、最近ビタミンC+Dと、ビタミンDと一緒になっているものも増えてきており、ビタミンDも一緒にとった方がいいのだろうかと、よく聞いていただくようになりました。
わたしが最近愛飲しているのは、LipoCのC+D。とりあえずポーチに入れておけば、朝飲み忘れても出先でパパッと摂取できるのでとても楽です!出典:LipoCホームページ https://lypo-c.shop/collections/lypo-c-cplusd
ビタミンDの重要性に改めて注目が集まったのは、やはりコロナ以降でしょうか。
コロナが流行し始めた2020年当時、日本オーソモレキュラー学会(日本で栄養療法を行うドクター達の学会)では、以下の声明を発表していました。曰く、感染症対策に摂取推奨される栄養素は、「ビタミンC、ビタミンD、マグネシウム、亜鉛、セレン」の5つであると。特にその中でも、ビタミンC、ビタミンD、亜鉛の3種は最低限摂取した方が良いと、強調されていたような気がします。
そう、ビタミンDは免疫にとってめちゃくちゃ大事なんです。ウイルスが侵入してきた時に働く免疫機構を調節してくれています。感染予防のためには、絶対に摂った方がいいです。
やばい、風邪ひいたかも!となったら、とりあえずビタミンCをしこたま飲むのが「栄養療法的・風邪の早い治し方」ですが、ビタミンDも一緒に飲んだ方がいいです。とは言っても、Cと違って、Dは飲んでから、効果を発揮する血中濃度が上がるまで少し時間がかかるんですね。ビタミンCは水溶性ビタミンで水に溶けるのに比べ、ビタミンDは脂溶性ビタミンといって油に溶けるビタミンなので、その性質の違いです。ですので、面倒ですが普段からこまめにとっておいた方がいいです。
ちなみに。ビタミンDは他にも、腸のなかで、「幸せホルモン」と通称呼ばれるセロトニンを増やす役割もあります。近代的な食生活で、腸内環境が荒れに荒れている方が多い現代。残念ながら、セロトニンが枯渇している人がかなり、多いです。セロトニンが枯渇すると、、幸せ!!と思う瞬間があまりなく、なんだかモヤモヤしたり、漠然とした不安感にかられる方が多いです。
その他にも細かく見ると様々な役割のあるビタミンD。実は、その大事さゆえ、ビタミンDは人間の体内で唯一自分で作れるビタミンなんです。(ビタミンCなども、犬や猫などの動物は自分たちの体内で合成できるんですが、人間は合成能力を失ってしまったようです)
どうやって作るか?それは、太陽の光をたっぷり浴びることです!そうなんです、光老化によるダメージを気にする私たちにとっては、あまり現実的ではないですよね。現に昨今、ビタミンD不足の方がほとんどです。ビタミンDの血中濃度が20 ng/ml以下は高リスクのビタミンD不足と言われているのですが、日本人女性の平均ビタミンD濃度はちょうど20 ng/mlと言われているんですよね。気になる方は一度、血液検査でビタミンDの血中濃度を測ってみるといいかもしれません。
絶賛愛用している日焼け止め、SolarD。これは、光老化の原因となる紫外線を主にガードしながら、ビタミンD合成に必要な波長だけ通すという素晴らしい商品。海のサンゴ礁を傷つけない、地球にやさしい処方になっているのも愛用ポイント。出典:SolarDホームページ https://solar-d.jp/
日に当たり続けるのは抵抗あるし、食べ物から摂取すると言っても、なかなか食べ物だけで必要量を摂取するのは難しいかもしれません。ビタミンDはサプリに頼るのが手っ取り早いです。摂取量の目安は、大体最低1日2000IU程度。ビタミンD不足が目立つ方は、3000IUや5000IU程度を摂取しても問題ないと言われています。
ただし、サプリで摂取するときの注意点は、「マグネシウムと一緒に摂取すること」です。ビタミンDだけ摂取していくと、血中のカルシウム、リン濃度が高くなり、これが血管に沈着すると、いわゆる動脈硬化の原因になってしまう可能性があります。ビタミンDサプリを摂取するときは、マグネシウムサプリと一緒に!と覚えていただくといいかと思います。