究極の投資先は自分。
かの有名な、世界三大投資家の一人と言われているウォーレン・バフェットの言葉です。
若いころ、私は大勢の人の前で話すことが怖くてたまらず、大の苦手だった。そこで、100ドルの受講料がかかったが、デール・カーネギーのトレーニングコースに通うことにした。この経験は、私の人生を変えた。
新たに身に付けた能力に大いに自信を持った私は、コースが修了しないうちに妻にプロポーズした。また、まだ21歳で見た目はさらに幼かった私が地元で株を売る仕事をするにあたり、このコースを受講したことは大いに役立った。”
あなたが自分自身に中に持っているものを、誰も奪い取ることはできない。そして誰にでも、まだ使うことができていない潜在力がある。能力をつけることによってあなたが10%、20%、あるいは30%高めた潜在力は、課税されてなくなることも、インフレによって失われることもない。生きている限り、持ち続けることができる。”
私たちはこの世に生を受けてから、静かに息を引き取るまで、自分自身とひとときも離れることはありません。パートナーや、家族や、心を完全に許した親友ですら、自分自身と比べれば人生においてほんのわずかな時間しか共有しないし、自分以上に、自分自身のことをずっと見ている存在はありません。私たちが健やかな人生を送る上で、最も理解し、最も仲良くなるべき人は「自分自身」なのです。
そう考えると、自分自身を知ることは、おそらく人生において最も重要なことです。そして最も根源的なことであり、そして、最も難しいことです。
私が自分自身を深掘りするときは、自身を「心」「魂」「体」の3つに分けて考えます。
「心」はいわゆる、私は何が好きで何が嫌いか、心地よいと感じる環境、逆になんだか居心地が悪いと感じるところ。どんな体験があると喜んだり、笑ったり、涙が出そうになったり、ちょっとイラっとしてしまうか。自分の感情がふと動いた時に、今どうしてこんな感情になったのだろう?とその都度考えたり、ノートに書き込んだりしています。そうすると、自分を喜ばせる術を身につけることができたり、なんだかモヤっとした時早く切り替えることができます。
「魂」はもう少し根源的というか、少しスピリチュアルな話にもなりますが、「自分はどこから来て、自分にはどんな使命があるか、そして自分はどこへ向かっていくのか」について考えることです。ゴーギャンの世界観ですね。人生についてはいろんな考え方があるけれど、私はどこか、私が今回私として生まれてきたのには理由があるような気がして、常にその理由を探しています。私の人生に起こる全てのことが偶然でないのだとしたら、その一つ一つが、自分の使命(のようなもの)を知るためのヒントになっているかなと思っています。
以上ふたつは私自身深掘りするのが元々好きで、誰に言われるわけでもなく日々自己探求しているのですが、最後の「体」だけはどうも置いてけぼりになっていました。当たり前のはずなのに、自分を知る=自分の体と向き合う、というのがどうも結びつかなかったんですね。自分の体の中で何が起こっているのか。
わたしは「分子栄養学」という学問に出会って、自分自身の体と向き合うことを知りました。自分の性格や思考のクセ、幼少期のトラウマ、生活習慣などが、自分の血液検査にすべて反映されていることを知った時、本当に驚きました。そしてちょっと不足する栄養素を補充するだけで、今まで散々悩んできた生活習慣の乱れや思考のクセ、人間関係があっさり変わる予感がしました。わたしもこの分野についてはまだまだ勉強中なので、これからこのブログでもちょくちょくシェアできたらと思います。